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2019年8月28日

【リクルート/個人情報販売】就活サイトが「内定辞退確率」AI予測、企業に販売

【リクルート/個人情報販売】就活サイトが「内定辞退確率」AI予測、企業に販売/読売新聞/8月1日

大手就職情報サイト「リクナビ」を運営するリクルートキャリア(東京)が、サイトに登録した学生の「内定を辞退する確率」を人工知能(AI)で予測し、企業に販売していたことが1日、わかった。同社は、登録時の規約で学生の同意を得ていたと説明しているが、7月上旬、政府の個人情報保護委員会から、学生への説明が分かりにくいとの指摘を受けたことなどから、同31日に販売を一時休止した。

※ここまで

月内もっともホットなトピックスだったかと思います。なんというマッチポンプ。

それでもリクルートさんのサービスを利用するしかない学生側も企業側も、という事情もありますし、これはもはや、「おのれの恥ずかしい個人情報が勝手に利活用されることは想定の上で、私たちは生きていかなくてはいけない時代を覚悟すべき」ということを明示してくれた秀逸な事案だったと思料するものです。

※詳報・リクナビ問題 「内定辞退予測」なぜ始めた? 運営元社長が経緯を告白/ITメディア/8月27日

そうですか、ウェブ閲覧履歴もですか。じゃあアルファベット(Google)はどうなの、というところは置いておく(?)としても、考えないといけないのは「氏名や住所が紐づかなければ個人情報ではない」とリクルート側が説明していたところではないでしょうか。

そんなもの、上記リンクにも記載のあるように、ウェブ閲覧履歴(Cookie)他データとのすり合わせで簡単に整合性が取れてしまうわけです。

内定辞退情報もですが、特定のサイトの閲覧履歴や、医療健康情報などはやはり漏れてほしくない、と強く考えます。

「閲覧されると著しく不利益を被る個人情報」に対する法整備やセキュリティ施策が急がれると考えます。

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