セキュリティブログ
イスラム国からの通信について/軍事・テロ関連のサイバー攻撃
2015.01.24
人質のかたの身の安全を考える上で、国家としての振る舞い方が問われる事態になっております。
中東での取材中に、一時、武装勢力に拘束された経験があるという日本人ジャーナリストは、イスラム国などの武装勢力がインターネットを使った情報発信を積極的に行うようになったことで、紛争地域で取材するジャーナリストを取り巻く環境が大きく変わり、危険性が高まっていると指摘しています。
※NHKニュースWEBより
テロ組織の動画のアップロードに関しては、既に報道によって行われているところではございますが、やはり送信元を特定されない為のファイルアップローダーの違法利用や、通信発信地(経由地)であるサーバの乗っ取りが日常的に行われている事の証左であると言えます。
現代のテロ組織が狡猾にインターネットを利用する事態になってしまっている以上、「事後」の対応はもちろんですが、「事前」の対応として、自分の(自社・自国の)管理するサーバの安全に関して、各者が責任を持って運営にあたることが、いま問われているように思います。
【その他軍事に関するインシデント】