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【米国/華為技術(ファーウェイ)起訴】カナダへ身柄要求、対中関係緊迫

2019.01.30

1月29日、いよいよ起訴のニュースが入りました。

※米、ファーウェイや副会長ら起訴 身柄要求、対中関係緊迫/共同通信/1月29日

【ワシントン共同】米司法省は28日、中国の通信機器大手、華為技術ファーウェイ)が米国の対イラン制裁を逃れるために虚偽の説明をしたほか、米通信大手TモバイルUSからロボット技術を盗んだなどとして、ファーウェイ(本社・広東省深セン市)や孟晩舟副会長兼最高財務責任者(CFO)などを連邦大陪審が起訴したと発表した。カナダ当局が一時拘束した孟被告の身柄の引き渡しを正式に要請したことも公表した。

※ここまで

それじゃあ米国は盗聴も諜報もしてないのか、という話にもなるわけですけれども、そうなってくると「第3国に全く盗聴されることのない」量子暗号通信といった方法論を各国は中央官庁ネットワークに急ぎ敷設すべきだろう、という個人的見解が1つ。

そして孟晩舟CFOの身柄引き渡しは月末の米中首脳会談において関税の話他とトレードオフで手打ちになると予想するわけですが、その「手打ち」がソフトバンクさん株価にも好材料になってほしい、、という我が国通信事業者の雄孫正義先輩を応援する気持ちがもう1つです。

ファーウェイ製の基地局アンテナは、ソフトバンクさんの採用是非問題を超えて、世界のシェアですでにエリクソンやノキアを抜いて1位だとするデータもあります。握手すべきところは握手し、秘密にすべきところは徹底的に秘密にする。個人も国家も、バランスが肝要かと思料するものです。

本件は引き続き注視していきたいと思います。