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【AWS/政府採用】政府が共通プラットフォームにAWSを採用へ、来秋稼働
2019.07.13
7月12日、日経×TECHさんのニュースです。
政府は2020年10月に運用を開始する予定の「政府共通プラットフォーム」に米アマゾン・ウェブ・サービスのクラウドサービス「Amazon Web Services(AWS)」を採用する方針であることが分かった。日経 xTECHの取材に複数の政府関係者が明らかにした。
政府共通プラットフォームは政府情報システムのプライベートクラウド基盤である。政府は民間クラウドサービスの利用を前提に次期基盤となる「第二期整備計画」を進めており、現行の政府共通プラットフォームに比べて5割超の運用コスト削減を目指す。
※ここまで
クラウド利活用は「コストを押さえる」「データの集積」という意味でメリットが大きいです。問題は「国内事業者ではなくアマゾンか」という点です。日米同盟を考える上でも興味深い展開です。
ただし、国家通信・データの根幹を海外サービスで握られるリスク(突然の値上げ等)は、ファーウェイアンテナを使用する場合と同様に覚悟しなくてはならないという点が1点。
また、共通プラットフォームから各省庁への回線は死守されるべきセキュリティラインになるだろうことは想像に難くないので、政府にはセキュリティホールを可能な限り小さくすることで対応していただきたいと切に願うものです。