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【JOC/ランサムウェア】日本オリンピック委員会のランサムウエア感染事案についてまとめてみた
2021.07.01
※日本オリンピック委員会のランサムウエア感染事案についてまとめてみた/piyolog/2021年6月30日
2021年6月25日、日本オリンピック委員会(JOC)が昨年4月下旬にサイバー攻撃による被害を受けていたと報じられました。ここでは関連する情報をまとめます。
1年前のランサムウエア感染
- 2020年4月下旬、JOCがランサムウエアによりデータが一部暗号化される被害を受け、事務局内のサーバー、PCに一時アクセスできない状況が発生していたと報じられた。*1
- JOCはこの影響により業務停止は部分的に発生したが、定常業務全体が停止する事態は起きていないとしている。*2
- JOC事務局がランサムウエアに感染した原因や経緯は不明。またランサムウエアの種類名は報じられていない。
- 今回の事案では犯行声明や身代金要求が行われていないが、専門家の調査結果よりランサムウエアに感染したとJOCは判断している。
- 被害に遭ったサーバーには日本国内の競技団体強化選手に関する個人情報等が保管されていたが流出は確認されていない。
※ここまで
近年オリンピック・パラリンピック選手の情報が世界中で奪い合いになっています。
こういった情報、全国民の個人情報も含め、未来永劫絶対に破られない暗号で守られるべきだと思料するものです。
ちなみに当社ロケットワークスは、上記の課題を解決すべく、NTTグループ様と共同で研究開発を行っております。