積水化学工業の男性元社員(45)が自社技術の機密情報を中国企業に漏洩したとして、大阪府警が不正競争防止法違反(営業秘密侵害)容疑で書類送検した事件で、元社員が、社内調査で不正が発覚し2019年5月に積水化学で懲戒解雇された後、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)に再就職していたことが日経ビジネスの取材でわかった。
セキュリティブログ
【情報漏洩/積水化学】中国企業に情報漏洩容疑の積水化学元社員、ファーウェイに再就職
2020.10.21
※中国企業に情報漏洩容疑の積水化学元社員、ファーウェイに再就職/2020年10月20日/日経ビジネス
※ここまで
本件についてはファーウェイさんは完全にもらい事故ではあるのですが、もともとはスマホに使われる伝導性微粒子という「材料情報」を中国企業に流した「積水化学元社員」が「いくらもらっていたのか」というところになるのかと思います。
「1億円出す」と言われたら転ばない人はいるだろうか、と考えます。
安全保障案件まわりでもセキュリティクリアランスがうるさく叫ばれる昨今となってまいりました。
警察にお願いする部分以外のところは、社員規程に則した損害賠償条項の厳格化、IT保険への加入などで、人間の至らなさを補完してゆくしかない、と考えるものです。