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【脆弱性情報/IPA発表】WordPressの脆弱性対策について
2017.02.06
以下、WordPressの深刻な脆弱性情報についてIPA情報です。
”概要
WordPress.org が提供する WordPress は、オープンソースのCMS(コンテンツマネジメントシステム)です。
WordPress には、REST API の処理に起因する脆弱性が存在します。
本脆弱性が悪用された場合、遠隔の第三者によって、サーバ上でコンテンツを改ざんされる可能性があります。
本脆弱性を悪用する攻撃コードが確認されていますので、対策済みのバージョンへのアップデートを大至急実施してください。
開発者は本脆弱性を 1 月 26 日に更新された「4.7.2」で修正しましたが、利用者の安全を確保するため、脆弱性の内容については 2 月 1 日まで公開を遅らせていたとのことです。今回のケースを教訓に、今後も最新版が公開された場合は早急にアップデートを実施してください。
図:脆弱性を悪用した攻撃のイメージ
影響を受けるバージョン
- WordPress 4.7.0 から WordPress 4.7.1
対策
脆弱性の解消 – アップデートする
開発者が脆弱性を修正した最新版を公開していますのでアップデートを実施してください。
WordPress 4.7.2 Security Release
https://wordpress.org/news/2017/01/wordpress-4-7-2-security-release/
また、対策の際には下記レポートもご利用いただければ幸いです。
IPAテクニカルウォッチ「CMSを用いたウェブサイトにおける情報セキュリティ対策のポイント」
https://www.ipa.go.jp/security/technicalwatch/20160928-1.html
参考情報
- Disclosure of Additional Security Fix in WordPress 4.7.2
https://make.wordpress.org/core/2017/02/01/disclosure-of-additional-security-fix-in-wordpress-4-7-2/ - Content Injection Vulnerability in WordPress 4.7 and 4.7.1 – Sucuri Blog
https://blog.sucuri.net/2017/02/content-injection-vulnerability-wordpress-rest-api.html - WordPress 4.7.1 の権限昇格脆弱性について検証した
http://blog.tokumaru.org/2017/02/wordpress-4.7.1-Privilege-Escalation.html - WordPressにおけるコンテンツインジェクションの脆弱性に関する調査レポート
https://www.softbanktech.jp/information/2017/20170203-01/?sid=topsld_rp_170203
更新履歴
2017年2月6日 | 掲載” |
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※IPAウェブサイトより